第二弾 なぜ、日本人は桜が好きなの？
前回に引き続き、今回も日本人の桜と花見についてまとめてみましょう。
なぜ、日本人は桜が好きなのか？筆者は白でもピンクでもなくあの淡く、優しい見た目が日本人の好みに合っているんだとおもいます。鮮やかな「ピンク」ではない、あの繊細で淡い「桜色」が日本人の心を表していると思います。
また「純潔」「精神美」の花言葉通り、やかましく自己主張なんてせずに、さっと咲いてすっと散る、その潔さに私たち日本人は好感を覚えるのでしょう。桜の散り際は昔から武士道精神の象徴として例えられています。
厳しい冬に耐え、春の門出の季節に一年の結晶とも呼べる花を美しく華やかに全力で咲かせた後、去り際を美しく飾る。まさに日本人の真の心の在りようを表している花と呼べるでしょう。
しかし！！確かに桜は去り際が美しく、咲いている姿も美しいです。
日本では～～地方で桜が満開の時期を迎えるでしょう。という事が全国のニュースになるほどです。ですが！満開の時期は本当にすぐに終わってしまうのです。
桜が日本の国花とはいえ、そこらじゅうの木が桜だらけという事はありませんから、本当にきれいな花見をしようと思えば、公園や城跡など「桜の名所」とよばれる所で見るのが良しとされています。
しかし、もしも桜が満開になった日に雨が降れば４割近くが散ってしまい、仕事の都合で２週間も花見の時期を逃してしまえば満開の美しさは見ることができないというほど、儚い花なんです！！まー、そういった儚さも日本人に好まれる一つの要因と考えられますが。。。
桜という単語には色んな意味がある！？
日本国全体で桜という言葉は、単純に木を表わす以外にも意味を持っています。例えば、メールも電話もなかった時代、電報という電話線を使った通信手段が日本にはありましたが、この電報。一文字打つごとにお金が発生してしまい、緊急に伝えたい事がある時以外はなかなか使用されませんでした。
では、例えば人生の大一番、大学受験や高校受験に合格したとしましょう。その感動と感謝を早く大切な人に伝えたい！！そんな時にあなたなら、どんな風に伝えるでしょうか？
あなたがアメリカ人なら「ビールとピザを用意しておけ」あなたがロシア人なら「ウォッカを用意しておけ」あなたが南米地域に住んでいれば「アサード焼き始めていいよ（アサードを焼くには時間がかかる）」でしょうか？
そんな時、日本ではこのように打ちます「サクラサク」意味は桜の花が咲く、つまりそれが合格したという意味で使われるのです。このように桜という言葉は日本人にとってとてもいい印象があるんです。
そういったことも桜を愛することに繋がっているのだと筆者は思います。
続く。
