みんな大好き！武士・侍！！
武士は、10世紀～19世紀に日本に存在した職業で、殿を頂点にした共同体を形成していました。
武士
刀を持ち、武芸（剣・弓・馬・槍・銃砲など、武道に関する技芸）を身につけており、身を以て将軍を守るのが主な役割で、今で言う政治家と軍人を兼ねた職業に近いかもしれません。また「武士」とは、その社会的身分を表す言葉でもありました。
「侍」は、武士の中でも最も位の高い人々のことで、武士の中のごく一部です。
武士には「武士道」という価値観・概念がありました。その概念の中核にあるのは、「自らの命をかける」ということです。殿を守るために命をも惜しまない覚悟、また失敗した時には自ら命を捨てるという覚悟が全ての武士にありました。
これらの「命をかけた任務」「何かあれば命を絶つ」「命を絶って責任を取る」という事柄が、「切腹」という文化を生みました。このような「武士道」は、命を自ら落とすことが美徳とされる文化であり、日本の特異な文化の一面として、海外に紹介されてきました。
また、この殿を守るために命を惜しまない覚悟というのは実は武士達の出世にも影響を与えています。現在の軍隊であればどの国でも、自分達の軍隊の大将が死んでしまった場合は他の隊に移動される事になると思いますが、当時の日本ではこの考えはありません。その為、自分の大将が死んでしまう＝職も失う（路頭に迷う）事を意味していました、その為、殿の命は自分の命よりも大切にされる傾向がありました。
なお、日本の武士道が世界に広がったのは幕末（江戸幕府の末期。普通，1853年のペリー来航から30～40年間を指す）に武士の家に生まれた新渡戸稲造が海外で、武士道について広く紹介した功績が大きかったといわれています。また、ハリウッド大作「ラスト・サムライ」などの娯楽が、武士文化を広める担い手にもなったことでしょう。
武士は、日本開国と共に、自分たちの手で武士制度を廃止しました。
自分の身分を潔く捨て新しい時代に進んでいった姿にもまた、毅然とした美しさがあると言えるのではないでしょうか。
さて、いかがでしたか？日本の切腹や神風特攻隊といった自分の死を持って誰かを助ける、または責任を取るというのは日本特有の文化です。それが美しいものか人命軽視なのかは定かでありませんけれど、、現在でも、、武士道ってやっぱりかっこいいですよね～～♪
