日本人は縁起を担ぐ~おみくじ~
みなさんこんにちは!日本人は何かにつけて縁起を担ぐのが好きな国民と言われています。今日は、そんな日本人が大好きな「おみくじ」についてご紹介したいと思います。
日本には「初詣」という年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事があります。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりします。
たいていの神社にはおみくじがあります。年の始めには多くの人々が一年の吉凶を占うために、おみくじを引いてはそこに書かれたメッセージに一喜一憂するのです。
このように神社にお参りしたあと、おみくじを引いて吉か凶かを占うようになったのは、江戸時代ごろだといいます。
しかし、日本には古くから、くじによって神様の意思を伺うという風習がありました。
後継者選びや、国の祭事・政といった重要事項を決定する際、神様の御声を聴くための道具でした。
鎌倉時代には、農村で用水を田んぼに引く順番を決めるときや、一部の地域で畑の割り当てを決める時など、また漁村で漁場の割り当てを決める時などに、話し合いがつかない際に、村人たちがそれぞれの名前を紙片に書き、神主がお祓いしてから紙片を引いて決めたということです。
昔から「神仏の配慮は公平」と信じられ、また「偶然は公平」という考えもあり、物事を円滑にまとめる手段としてくじを利用していました。
さて、おみくじには大体「大吉」「凶」といったように書かれていますが、順番はどうなっているんだろう?と考えてしまいます。
おみくじには、7段階と12段階で表示されているものがあり、 それぞれの一般的な順番は、
7段階
大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶
12段階
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
となっているそうです。しかし、吉凶の順番の付け方は神社によって違うそうです。
また、おみくじにはちゃんと正式な引き方があるんです!
まず手を洗い、口をすすいで参拝し、そのあと、心を正し、神様にお願いしながら引きます。引くときは漠然と自分の運勢を占うというのではなく、気になることを具体的に思い浮かべながら引くといいそうです。
引いたおみくじがどうしても納得できない人は、後日改めて参拝して引いたらいいみたいです。
おみくじは一回のみではなく、何度引いてもよいと言われています。
しかし本来は、神様からの励ましの言葉でもありますので、おみくじに書かれている内容を教訓として、財布などに入れて持ち歩き何度も読み返すのが良いとされているようです。
そもそも、おみくじは吉凶を判断するのが目的ではなく、あくまでも、大切なのは書かれている内容で、吉凶に惑わされず、大吉が出たら良い事ありそう、凶が出たから気を付けようぐらいに受け止めましょう!
どうしても、凶が気になる人は、神社にある木に結べばいいでしょう。 木に結ぶ習慣は、木の生命力によって、結んだ願いが叶うと言われています。
おみくじにはこれからどうすればよいのかという神様からのヒントがつまっているんですね!
みなさんも神社にお参りに行った際はおみくじを引いてみてください!(*´ω`*)